・長かった免許合宿も終わりを迎えようとしている。今の時刻は午前4時30分。昨日ある程度まとめた荷物を再び整えている。物は増えてないはずなのに、行きより帰りの方が荷物が重い。スーツケースが閉まらない。
・チェックアウトにいろいろ手続きがあるのかと思っていつもより早起きしたけど、特に何もなかった。
・俺「お願いしまーす」
フロント「今日で終わりですかね?長い間ありがとうございましたー」
俺「あ、ありがとうございました」
・あっけなかった。
・ホテルをチェックアウトしてスーツケースとともに教習所へ向かった。とはいえ、今日の卒業検定に合格しないことには帰れない。折角持ってきた荷物を持って、チェックアウトしたホテルにまた戻って、閉じた荷物をまた広げて…なんてことは避けたい。
・卒業検定は、3人で1台の車に乗る。まずは路上を走って、途中で交替しながら教習所に戻ってくる。そしたら所内のコースへ行き、縦列駐車が方向変換をするという段取り。
・ざっと説明の後、コースの地図を渡されるときに縦列駐車か方向変換かを指示されるのだか、僕らは「左の方向変換」を指示された。やばい、苦手なやつだ。
・9時半、卒業検定が始まった。僕は2番目の運転なので、ひとまず後部座席に乗る。いつもよりなんとなく緊張感がある。1番目の人がトラックが左折しようとしているときに加速していてちょっとヒヤッとした。
・いよいよ僕の番である。1ヶ所目の左折で巻き込み確認を忘れてしまい、慌てて曲がってる途中にした。大丈夫だったろうか。コース自体は何回か通ったことのある道だったのですんなり走れたように思う。途中に1回だけ停車指示があるのだが、路側帯の中に入っちゃダメとか、車道外側線の中に入るとか覚えたけど、雪が積もってるから全部関係なく、雪に沿って停めれば良いだけなので楽だった。ありがとう、全部雪のせいだ。
・所内に戻ってからは方向変換である。「左方向変換は後ろの小窓にポールが見えたらすぐに全切り」というのを友達が教えてくれた。ありがてえ。教習のときはお爺ちゃん先生だったので「感覚で行け」的な教えに困惑していたところだった。
・方向変換は僕が3番目だったので、前2人のハンドルのタイミングを見ることができた。僕がやっていたより断然早いタイミングでハンドルを全切りしている。そうか、これでいいのか。Youtubeとかで見ると方向変換のTの部分の上の偏が長いから、寄せながら進むとかだけど、うちの教習所のコースはそれが短いからすぐ回すタイミングがやってくる。たしかに、後ろのポールもすぐ見えた。今まで出来なかった「バックしながらの寄せ」ができたので、幅寄せをせずに方向変換を脱出できた。バックする際に右前輪が落ちかけていて怖かったけど。
・11時、結果発表である。
・「今日卒業検定受けられた方、全員合格です。」
・やった〜!嬉し!!地元での本試験はあるけど、ひとまずやっと帰れる!
・12時から卒業式。といっても書類を渡されてざっと確認する感じ。預けてた仮免許証を渡してもらい、卒業証明書を貰った。初心者マークも貰った。
・山形駅に着いたのは12時半。ここから山形新幹線で東京に帰ってもいいけど、ちょっと寄り道することにしたので、仙山線という電車に乗った。
・山を越えていくのだが、上にいくにつれてどんどん雪深くなる。自然ってすごい。
・15時頃。そういうわけで着いたのが仙台である。何と言っても僕は仙台が大好きで、今回で5回目くらいの訪問である。
・やっぱり牛たん。さすがといった感じでめちゃウマかった。
・山形を出発したときとは比べ物にならないくらいの晴れ空で、雪も全く積もっていない。快適だった。
・ずっと食べたかったひょうたん揚げもやっと食べられた。美味かった。
・仙台旅行記みたいになってるが、あくまで合宿免許最終日の日記である。そんなこんなで仙台を出発したのが19時半。上野駅に着いたのが21時。めっちゃ早いね、新幹線って。思えば初日はさいたま新都心駅から教習所までバスでいったけど、ほぼ一日がかりといった感じで大変だった。
・2週間は長いようで短かかった。最初の1週間、仮免の修了検定までははじめての運転で緊張してるし、学科の授業も連続してあるから大変だし、朝5時起きとかにまだ体が慣れてないのもあって気持ち的にも大変だったけど、第2段階に入ってからはあっという間の1週間だった。路上の怖さはあるけどある程度慣れてはくるし、運転する距離が長くなるからちょっと楽しくなってくる。
・あとは本試験だけ地元の免許センターで受けないといけない。帰宅した安心感で勉強したことがどんどん抜けていきそうなのでちゃんと復習しないとな。という訳であとは本試験にむけて頑張ろうと思う。